9月15日(火)に信州大学理学部で開催された雪氷研究大会において、社会環境工学科の亀田貴雄教授が公益社団法人日本雪氷学会論文賞を受賞しました。
日本雪氷学会論文賞は、雪氷学の発展に貴重な貢献となる論文の著者に贈られるもので、過去1年間に学会誌「雪氷」に掲載された論文の中から1編が選ばれます。
この論文は、3月まで本学大学院に所属していた柳敏氏を中心に、柳氏の指導を行っていた亀田教授や田牧純一名誉教授、ウラ・シャリフ准教授及び久保明彦助教と共同で行った研究について執筆されたものです。日本雪氷学会論文賞の受賞者は雪氷学会員の正会員に限られるため、今回は亀田教授と柳氏の2名が受賞となりました。
論文では、光硬化性樹脂を用いて雪結晶レプリカを作る方法について、世界で初めて報告が行われました。その方法の詳細や精度、及び雪結晶レプリカを使った雪結晶の表面構造についても記されており、論文内容の新規性が評価され、今回の受賞となりました。
<受賞論文>
柳敏、久保明彦、亀田貴雄、田牧純一、ウラ・シャリフ:
樹脂包埋レプリカによる雪結晶のレプリカ作製およびそれを用いた雪結晶表面構造の計測とその精度