2017年6月17~18日、北海道立青少年体験活動支援施設・ネイパル北見にて社会環境工学科2年次学生が合宿研修を行いました。
「社会環境工学基礎」では、チュートリアル教育や合宿研修をとおして技術者倫理や自己学習の習慣、チームで行動するための基礎的能力を養います。発表会までに各班で過去の事故の事例などをテーマにして役割分担しながら技術者倫理的な視点から問題を掘り下げて議論してきました。合宿研修1日目の発表会では、その結果をパワーポイントを使って発表しました。質疑応答も活発に行われて、大変有意義な発表会となりました。発表会の後には野外炊飯場で懇親会(バーベキュー)を行い、2年生、引率学生、教員で楽しく夕食の時間を過ごしました。懇親会では発表が特に評価点が高かった上位2班に対して表彰を行いました。1位は10班(落石による道路通行止めの判断についての問題)、2位は15班(広島市の新交通システム建設工事での橋桁落下事故について)でした。
合宿研修2日目にはサロマ湖第2湖口周辺の①サロマ湖漁港航路浚渫その他工事、②サロマ湖漁港サンドポケット浚渫工事の2つの現場を見学しました。学生からは、実際の工事現場を間近に見ることで講義や演習と土木工事のつながりがイメージできた、街中では見られないスケールの大きな海の工事現場を見ることができてよかった、ドローンを使った最新の測量技術なども実際に紹介してもらって驚いた、等々の感想が聞かれ、大変貴重な現場体験ができたようでした。現場見学では、(湧)西村・堀松・萩原経常建設共同企業体、(湧)西村・岩倉経常建設共同企業体の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。