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北極海や南極海,オホーツク海などの氷海にみられる海氷は,地球の気候変動に敏感に反応してその量が変化し,同時に海氷の増減が大気や海洋に大きな影響を及ぼしています.海氷の量や質の変化を正確に監視することは,科学的にも工学的にも重要であると言えます.特に、近年北極海の夏期海氷が急激に減っていることで東アジアとヨーロッパを最短で結ぶ北極海航路の利用が促進されており,またこれまで海氷に覆われて開発されていなかった北極海沿岸の海底油田の利用にも注目が集まってきています. 氷海環境研究室では,面積や厚さといった海氷量の変動の実態を調査し,地球環境変動の監視や北極海航路など氷海開発に関する研究に取り組んでます.衛星リモートセンシングを用いた海氷観測手法の開発と発展,他分野への寄与・連携を目指しています.
准教授 舘山 一孝
助教 佐藤 和敏
非常勤技術員 丸山 朋美
観測・数値モデル・データ同化を基盤とする、北極海氷況予報システムの開発
(研究分担,文部科学省科学研究費 基盤研究A,平成26-29年度)
急変する北極気候システム及びその全球的な影響の総合的解明
(研究分担,GRENE事業・北極気候変動分野,平成23-27年度)
マイクロ波センサを用いた海氷厚推定手法の検討およびリモートセンシングへの応用
(研究代表,文部科学省科学研究費 基盤研究C,平成24-26年度)
海氷厚(厚氷域)アルゴリズムの開発・改良と現場海氷厚観測
(研究分担,IARC-JAXA情報システム(IJIS)及び衛星データ等を利用した北極圏第4期研究:海氷分野,平成23-26年度)
オホーツク新エネルギー開発推進機構 共同研究,平成26年度