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JABEE

国立大学法人 北見工業大学

雪氷科学 [雪氷学分野]

概要

雪氷科学研究室では,南極の雪と氷と気象に関する研究,雪結晶の研究を主として実施している。

主な研究

南極の雪と氷と気象に関する研究(1995年~)

南極氷床の内陸に位置するドームふじ基地(南緯77度19分,東経39度42分,標高3810m)では1995~98年および2003~2007年に深層掘削が実施され,3035.22mの深層コア氷試料が採取された(最下部の年代は約72万年前に相当)。亀田は1995年および2003年にドームふじ基地でそれぞれ1年間の越冬観測を実施し,ドームふじの雪と氷の特徴を調べた。

帰国後はこれらの観測データを用いて,1)南極ドームふじ基地周辺の積雪水当量・雪温・表面昇華の特徴,2)無人気象観測装置を用いた南極東ドロンイングモードランドの気象特性,3)雪まりもの研究,4)南極ドームふじの積雪堆積量の時空間変動の特徴,5) 2003年11月23日にドームふじで起こった皆既日食が氷床表面近傍の大気と積雪に及ぼす影響,などの研究を実施し,成果を論文にまとめてきた。

また,南極氷床上に雪上滑走路を造るための基礎研究として,北海道陸別町で実施した雪上滑走路造成実験も実施し,成果を論文にまとめた。


南極ドームふじでの積雪量観測

南極氷床上に設置した無人気象観測装置

雪結晶の研究(2004年~)

2003年に南極ドームふじ基地で1年間降雪結晶を観察したことが契機となり,人工雪結晶生成実験を2004年から開始した。ここでは,本学社会人大学院生の村井昭夫氏が開発した人工雪結晶生成装置を使用して,特に-30℃以下で成長する砲弾集合結晶の形状に着目して,実験を進めている。

また,(株)東洋製作所が販売している雪結晶生成装置「結晶雪の観察装置」を用いた学生実験テーマを考案し,2006年度後期から1年生の必修科目の物理学実験の一つのテーマとして「人工雪の生成実験」を実施している。2007年度からは北見工業大学に入学するほぼ全員の学生が人工雪生成実験を実施しており,これまでに約2400人の学生がこの実験を体験している。また,この実験は北見工業大学独自の実験テーマであるので,実験方法と生成できる雪結晶の詳細を論文にまとめた。


南極ドームふじで観察した砲弾集合型雪結晶

-10℃の低温室での雪結晶生成実験

最近の卒業研究のテーマ

2011年度

2010年度

2009年度

最近の主な研究業績


南極氷床上の中継拠点に設置したArgos型無人気象観測装置と雪上車


南極氷床の内陸域に位置するドームふじ基地で発見した雪まりも


−10℃の低温室での雪結晶生成実験

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