4月27日(木)〜29日(土)にポルトガル・ギマランイスで開催された、「第2回舗装の機能的な設計とマネジメントに関する国際シンポジウム “2nd PFDM 2023”(PFDM:Pavement Functional Design and Management)」において、富山和也准教授(モビリティマネジメント分野・交通工学研究室)が優秀発表者賞を受賞しました。この賞は、本シンポジウムで発表された研究の中から、特に優れたプレゼンテーションを行った若手研究者に贈られるものです。
本シンポジウムで富山准教授は、大林道路株式会社(本社:東京都千代田区)との共同研究成果として「Three-dimensional Analysis of Pavement Surface Properties based on Dual-tree Complex Wavelet Theory(デュアルツリー複素数ウェーブレット理論に基づく舗装路面特性の三次元解析)」について発表しました。
本研究において富山准教授らは、三次元計測されたデータを理論的に解析することで、舗装の維持管理上対処すべき路面凹凸や路上構造物の変状が、どこに、どの方向で、どのように生じているのかを、効果的かつ効率的に可視化できることを示しました。
現在、舗装工学分野では、建設生産性および品質の向上などを目的とした、三次元計測に関わる研究開発が世界的に活発化しており、社会インフラの設計や施工、維持管理への利活用が期待されています。本研究発表は、このような社会的背景に対応した技術を発展させるものと認められての受賞となりました。
[発表題目]
Kazuya Tomiyama1,Yuki Yamaguchi2,and Kazushi Moriishi2:Three-dimensional Analysis of Pavement Surface Properties based on Dual-tree Complex Wavelet Theory, The 2nd International Symposium on Pavement Functional Design and Management(PFDM 2023), Guimarães, Portugal, April, 2023.
(1北見工業大学工学部社会環境系、2大林道路株式会社DXソリューション部情報技術課)
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2nd PFDM 2023 Presentation Award |