このたび、2月3日(土)~4日(日)にかでる2・7(北海道立道民活動センター)で開催された「令和5年度土木学会北海道支部年次技術研究発表会」において発表を行った、本学学生 伊草達貴さん(発表当時:北見工業大学大学院工学研究科工学専攻博士前期課程2年(水環境工学研究室)、指導教員:駒井克昭教授)が、優秀学生講演賞を受賞しました。この賞は、本発表会において、土木工学における学術および技術に関する優れた講演を行った学生に授与されるものです。
伊草さんは、「釧路川流域河川水の希土類元素濃度の経年変化」と題して発表しました。希土類元素(REEs)は、水の起源や流域内での物質移動を明らかにする有力なトレーサーとして注目されています。本研究では、北海道東部の釧路川流域を対象に、2016年と2022年に採取した河川水試料中の希土類元素濃度を比較し、その再現性と流域特性との関係を検討しました。その結果、希土類元素の濃度パターンは異なる年でも概ね一致し、特に重希土類元素(HREEs)は集水域の違いを反映する有効な指標であることが示されました。これにより、希土類元素が釧路川流域における水質の起源解析や流域環境評価に有用であることが明らかとなりました。本研究は、微量元素を用いた新しい水環境解析手法として学術的価値が高く、流域管理や水環境保全への応用が期待される成果として高く評価されました。
[発表題目]
伊草達貴,駒井克昭,伊東勘多:釧路川流域河川水の希土類元素濃度の経年変化,土木学会北海道支部年次技術研究発表会,G-05,2024.
[関連リンク]
・北見工業大学水環境工学研究室:https://cee.civil.kitami-it.ac.jp/study/mizusyori/