このたび、1月29日(日)にかでる2・7(北海道立道民活動センター)で開催された「令和4年度土木学会北海道支部年次技術研究発表会」において、本学学生 高橋伶志さん(発表当時:北見工業大学大学院工学研究科工学専攻博士前期課程2年(水処理工学研究室)、指導教員:駒井克昭教授)が、優秀学生講演賞を受賞しました。この賞は、年次技術研究発表会において、土木工学に関する学術的・技術的に優れた研究発表を行った学生に授与されます。
高橋さんは、「アオコ発生要因に関する地下水位の連続調査」と題して研究成果を発表しました。アオコ(有害藻類ブルーム)は、湖沼や貯水池における代表的な水環境問題の一つであり、水質悪化や景観の低下、生態系への悪影響を引き起こします。北海道北見市の野付牛公園の池では、近年、暖候期にアオコが頻繁に発生しており、その発生メカニズムの解明と効果的な対策の立案が求められていました。本研究では、現地に雨量計や水位計を設置し、降水量、栄養塩濃度、地下水位の連続観測を実施しました。その結果、降雨に伴って池周辺の林地の地下水位が上昇し、表層地下水が池内へ流入している可能性が示されました。これにより、地下水がアオコ発生に必要な栄養塩の供給経路の一つとなっていることが示唆されました。本研究成果は、アオコ発生の要因解明に新たな知見を提供するとともに、地下水を含めた水・物質循環の理解に基づく効果的な水質改善対策の立案に貢献するものとして高く評価されました。
[発表題目]
高橋伶志,駒井克昭,早川博:アオコ発生要因に関する地下水位の連続調査,土木学会北海道支部年次技術研究発表会,G-01,2023.
[関連リンク]
・北見工業大学水環境工学研究室:https://cee.civil.kitami-it.ac.jp/study/mizusyori/